リラックスしたい時、緑を見たくなった経験ってありませんか?
そんなふうに人はその時の心の状態によって
無意識に、ある色を求めてしまうことがあります。
つまり選ぶ色で、心の状態がなんとなく分かってしまうのです。
私はといえば、
なぜかいつも黄色のお花を選んでしまいます。
でも先日、珍しく深紅のガーベラが目につきました。
なぜ黄色の花ばかりいつも選んでしまうのか?
なぜその時だけ赤色の花にも目が行ったのか?
色の意味をふまえながら
カラーセラピストの立場から分析をしてみました。(^^)
<目次>
◇黄色の花を選ぶときの心理
◇白い花を選ぶときの心理
◇寒色系の花を選ぶときの心理
◇赤色の花を選ぶときの心理
◇ピンクの花を選ぶときの心理
◇オレンジの花を選ぶときの心理
◇まとめ
◇黄色の花を選ぶときの心理
私が一番好きな花はヒマワリ。
そしてヒマワリと言えば黄色。
黄色は、色の中で一番明度が高い色。
つまり一番、明るい色なのです。
そこから、
- 隠しようがない
- ハッキリとした
- 明らかな
といったイメージが浮かびます。
そういえば私は
「一点の曇りもない」
という言葉がとても好きです。
例えば、雲ひとつない夜空に
“一点の曇りもなく輝く月” が好き。
〝自分もそうありたい〟
という願望なのかもしれません。
凛と咲く、鮮やかな黄色のヒマワリが好きなのは、
そういう私の想いを投影しているからかもしれません。
*****
さて、ここで色彩言語から黄色の意味を見てみましょう。
明るい、楽しい、陽気、明朗、快活、躍動、愉快 etc.
おそらくほとんどの方は、
黄色に対して、
このような印象をお持ちなのではないでしょうか?
黄色はなんと言っても、
心をワクワクさせる希望に満ちあふれた色です。
なんとなく元気のない時、
元気をもらいたくて、つい黄色の花を手に取ってしまう・・
黄色の花が気になるときには
そんな心理も働いているのかもしれませんね。
◇白い花を選ぶときの心理
いつのことだったか、一時期、
白い花ばかりに目がいくことがありました。
その時はカラーセラピーでも
よくクリア(白)のボトルを選んでいた気がします。
きっと、自分の中で何かが整理できていない状態だったのだと思います。
「心がモヤモヤする。スッキリしたい❗️」
そういう気持ちで、クリアのボトルを選ぶ。
そんな感じでした。
その清らかさにすごく惹かれるのです。
白に惹かれるときは、
- リセットしたい!
- 白紙にしたい!
- 無の状態になりたい!
そういった気持ちが裏側に隠れているのかもしれません。
心当たりはありませんか?(^^;
*****
ところで、白い花といえばお祝いの時に送る胡蝶蘭。
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」なのだそう。
特に赤色が混ざった紅白の胡蝶蘭は縁起がよく、お祝い事にはもってこいですよね!
色の意味から見ると、白という色には、「出発」「新しい世界」といった意味があります。
(TCカラーセラピー『インフィニティカード』より)
真っ白いキャンパスには、これからどんな絵も描ける無限の可能性がありますよね?
開店祝いや、結婚のお祝いなどに送る白い胡蝶蘭は、
新しい門出にふさわしい贈り物と言えそうです。
◇寒色系の花を選ぶときの心理
私は日頃、あまり寒色系の花は選びません。
なぜか青や紫の花は、ほとんど買うことがないのです。
でも本当は、色としては紫が1番好きで、庭に咲いている薄紫のむくげは大好きな花なんですけどね。
なぜかお部屋に飾ろうと思わないんですよね。。。
青は、「静」を表す色。
紫も、「高貴」で「孤独」な色。
- 心を落ち着けたい
- 気持ちを沈めたい
そんな時に選ぶ傾向があるように思いますが、
私は日頃、あまりそこに意識がないからでしょうか?
既に自分の中にあるから選ばないのでしょうか?
逆に、そういうことを求めている人は、
寒色系などシックなお花の色に目が行ってしまうかも知れません。
薔薇、紫陽花、りんどう、朝顔・・
青や紫など寒色系のお花も結構ありますよね!
寒色は内側に向かう色。
- 一人静かにいたいとき。
- 自分を見つめたい時。
そんな気分の時、青や紫色の花を心理的に欲してしまうかもしれません。
*****
紫という色は、その昔、
染料としてなかなか取れにくい色でした。
よって、高貴な人しか身に付けられない希少価値の高い色でした。
そのことから、
高貴、高尚、上品、優雅、希少な、珍しい、特別 etc.
といった意味を持ちます。
なので紫色のお花は、職場の上司やご年配の方、
お孫さんからおじいちゃん、おばあちゃんへの特別なプレゼントに良いかもしれませんね。
◇赤色の花を選ぶときの心理
実は私は、赤色の花にもあまり目がいかないんです。
それは多分、自分の中に“赤”の要素を持っているから。
自分で言うのもなんですが、
比較的アクティブな方だと自覚があります。
赤の要素とは、活動的で行動的。
一言で言うと「動」です。
なので逆に言えば、
疲れて力が出ない時には
赤色のエネルギーを欲することがあります。
私が先日、珍しく赤色のガーベラに目がいったのは、
何かエネルギーが欲しかったからかもしれません。
*****
さて、赤色のお花といえば、
母の日のカーネーション。
また、プロポーズ定番の真っ赤な薔薇の花束!
なぜ赤なのでしょう?
実は赤は愛情を示す色でもあるのです。
「お母さん、いつもたくさんの愛をありがとう。」
そういう気持ちを込めて、赤のカーネーションを。
「あなたのことが誰よりも好きです!」
そんな情熱を込めた愛を贈る、赤い薔薇。
しかし、
もしもまったく興味のない男性から真っ赤な薔薇を贈られたら、
ちょっと身構えてしまいませんか?(笑)
プロポーズには最適な赤い花も、
そうでない場合はちょっと、引いてしまいますよね!(^^;
それは赤が情熱の色であり、
燃えたぎるようなエネルギーを想像させてしまうから。
人は色の意味など知らなくても、
感覚として意味を分かっているんでしょうね。
◇ピンクの花を選ぶときの心理
ではピンクはどうでしょう?
ピンクも優しい愛の色です。
優しさに意識が向いている時に、目についたりします。
それとか恋をしている時とか❤️
恋をしているとき、
なぜかピンクの服や持ち物が増えてしまう
といった経験はありませんか?!
なぜならピンクは、女性らしさや美を連想させる色。
なおかつ、「愛の色」でもあるので、
自分の中の女性性をより意識した時に欲してしまう色なのです。
先ほど赤い薔薇の話をしましたが、
男性が女性にさりげなくお花を贈りたいのであれば、
女性らしさを象徴するピンクのお花がいいかもしれませんね!
言外で、
「あなたは素敵な女性ですよ」
という想いを伝えることができると思いますよ。(^^)
ちなみに、ピンクを見ると
なぜかほんわかと優しい気持ちになってしまいませんか?
ピンクには「優しさ」という意味もあります。
そういえば先日、
多くの人の優しさに触れた子猫事件の帰りに、私は珍しくピンクのガーベラを買ってしまいました。
それは人の温かさ、優しさに触れた直後だったからかもしれないと思いました。
◇オレンジの花を選ぶときの心理
では、オレンジの花はどうでしょう?
オレンジは陽気で明るい色。
ワクワク、楽しげな気分。
明るくポジティブな気分の時に
オレンジという色に共感してしまうかもしれませんね!
もしくは、今の時代、なかなか人と会えなかったり、
わいわい騒ぐこともできなくて、
ちょっと寂しい想いをしていたり。。。
オレンジは「社交」を表す色でもあるので、
オレンジの花に目が行くときは、
仲間との交流を欲している時なのかもしれません。
オレンジ色の意味としては、
あたたかい、明るい、楽しい、陽気、楽しい、温情、快活、歓喜、華やか、晴れやか、健康、元気、外向的、社交的、親しみ etc.
などがあります。
このようにオレンジには、
“心の交流から生まれる暖かさ”
といった意味があるので、
お友達に贈ったり、パーティーの時にも最適な花の色。
また、元気が出る花の色でもあります。
赤色も元気をもらえる色ではありますが、
ちょっと強すぎるなと思うときには、
赤色より少しソフトなオレンジ色の花がおすすめです。
◇まとめ
<黄色の花>
・明るい気持ちになりたいとき
・元気になりたいとき
・心の中を明らかにしたいとき
<白い花>
・スッキリとした気持ちになりたいとき
・ものごとを整理したいとき
・新しいスタートを切りたいとき(開店祝いなどにも)
<青や紫の花>
・心を落ち着けたいとき
・内観したいとき
・特別な人に贈りたいとき(上司や祖父母など)
<赤い花>
・エネルギーが欲しいとき
・愛を贈りたいとき(母の日、プロポーズ)
<ピンクの花>
・女性性を磨きたいとき
・優しい気持ちになりたいとき
・さりげなく女性に贈りたいとき
<オレンジの花>
・元気になりたいとき
・楽しい気持ちになりたいとき
・お見舞いのお花として
(※黄色や赤も元気になれる色です)
*****
いかがでしたか?
もちろん、ここに挙げたお花の色と深層心理は
絶対的なことではありませんが、
私の経験も交えての一例です。
あなたは、今日は何色の花が欲しいですか?
そして私は、
やっぱり今日も黄色のお花を買ってしまいました!! (^^)
今日も記事をお読みいただきありがとうございました♪
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黒澤尚子 (土曜日, 21 12月 2024 18:51)
最近花の特に桜のイラストを書きたい気持ちがナゼなのかわかった感じです。ありがとうございます。